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2025年10月06日

「IgG4関連疾患診療ガイダンス」のご案内

IgG4関連疾患の診療に従事されている皆様

 

2025年8月に、厚生労働省科学研究費補助金難治性疾患政策研究事業 IgG4関連疾患研究班(オールジャパン体制によるIgG4関連疾患の診断基準並びに診療指針の確立を目指す研究)のメンバーにより、「IgG4関連疾患診療ガイダンス」が出版されました。

このガイダンスは、日常診療において「IgG4関連疾患かもしれない」と診断を疑った医師が、次にどのような情報を収集し、どのような専門医に相談すべきかの道標となることを目的として策定されました。

本体は、「どのような症候ないし所見でIgG4関連疾患を疑うか?」、「IgG4関連疾患を疑った患者において、追加で収集すべき情報は何か?」、「病理学的診断」の3つのパートから構成されており、日常のIgG4関連疾患診療にお役立ていただける内容になっております。

策定主体は厚労科研のIgG4関連疾患研究班ですが、作成にあたっては、日本リウマチ学会の皆様の多大なるご指導をはじめ、日本IgG4関連疾患学会、日本シェーグレン症候群学会、日本眼腫瘍学会、日本口腔科学会、日本口腔外科学会、日本口腔・咽頭科学会、日本口腔内科学会、日本循環器学会、日本腎臓学会、日本神経学会、日本消化器病学会、日本膵臓学会、日本胆道学会、日本内科学会、日本内分泌学会、日本病理学会などの多くの学会にご協力いただきました。

現在は、冊子体のみが入手可能となっており、厚労科研のIgG4関連疾患研究班の班員や日本IgG4関連疾患学会の学会員を通じて希望者に無料で配布しております。

ご希望の方は、厚労科研 IgG4関連疾患研究班の事務局(igg4rd@kanazawa-med.ac.jp)か日本IgG4関連疾患学会の事務局(igg4rd@kanazawa-med.ac.jp)のどちらかまでお申し込みください。

この冊子が、IgG4関連疾患の日常診療の一助となることを期待しております。

 

厚生労働省科学研究費補助金難治性疾患政策研究事業 IgG4関連疾患研究班(オールジャパン体制によるIgG4関連疾患の診断基準並びに診療指針の確立を目指す研究)研究代表者 

川野充弘

日本IgG4関連疾患学会理事長

中山田真吾